いわて思春期研究会について
ご挨拶
平成21年9月5日にいわて思春期研究会の設立総会を開催してから8年が過ぎました。奥寺三枝子先生、福島裕子先生、秋元義弘先生、そして私の四人が発起人として多くの皆様に参加を呼びかけました。予想を上回る多くの職種の方々に入会いただき、現在まで何とか続けて参りました。関係された役員を始めとする皆様のご協力によるものと心から感謝と御礼を申し上げます。
今般、会則やHPをリニューアルすることになり、会長挨拶を書くように命じられました。設立当初から年令が最も多いという、ただそれだけの理由で会長職を命じられ、ズルズルと今に至っており、当然会長の交代が必要なのですが、未だに私の年令を超える方が現れません。
振り返りますと、この研究会の土台になったのは平成4年から盛岡保健所を事務局として始まった「思春期談話会」でした。隔月で開催し、県内各地から多職種の皆さんが集まって懇談したことが思い起こされます。終了時間厳守という場所で行っていたのですが、毎回時間が足りず、話足りない方は外で立ち話ということがしばしばありました。
その後母子保健や思春期関連は市町村事業に変わり、保健所の再編もあって「思春期談話会」は消滅いたしました。
しかし思春期の子供たちを取り巻く環境は年々激変し、私たち大人社会が傍観するわけにはいかない事態になって来ました。家庭や学校だけでは対応出来にくい社会になっております。
望まない妊娠、性被害、性感染症などを防ぐための対策は当初から変わりませんが、SNSの急速な普及により子供たちの情報交換手段が大きく変わってしまいました。また虐待の増加、DVの増加も著しく、思春期からの「生と性の教育」は益々スキルアップが必要です。
いわて思春期研究会が果たさなければならない役割は一層大きくなっているものと思われます。皆様の力を未来を担う子供たちのために発揮して下さることを願ってご挨拶といたします。
平成29年10月
いわて思春期研究会会長
小林 高
いわて思春期研究会 設立趣意
近年、青少年をめぐる性の健康問題が社会的に注目されており、またセクシュアリティの多様化もめまぐるしい時代となっております。岩手県においても例外ではなく、若年者の人工妊娠中絶実施率や性感染症の罹患率はいまだ全国でも上位にあります。岩手県において将来を背負っていく子どもたちの性の健康問題の予防は喫緊の課題であり、学校現場のみならず、家庭や地域において、医療・福祉・教育・行政など多様な職種が連携した思春期のリプロダクティブ・ヘルス支援が重要となっています。
そこでこのたび、岩手県の思春期の子どもたちの性の健康問題の予防や健全な成長発達を支援するために「いわて思春期研究会」を設立いたします。この研究会では、岩手県で思春期保健に携わる人たちの情報交換や学習活動、ネットワークの強化、一般の方々に向けた公開講座などによる最新の情報提供、岩手県の思春期の子供たちの心身の諸問題についての研究、などを行っていきます。
この研究会で、多様な職種が連携した思春期の統合的なリプロダクティブ・ヘルス支援を確立し、岩手県の子どもたちの未来に繋げていきたいと考えております。
つきましては、本研究会の趣意にご理解とご賛同をいただき、多くの皆様にご参画いただきたくお願い申し上げます。
平成21年6月吉日
「いわて思春期研究会」設立発起人
小林 高 (小林産婦人科医院)
秋元 義弘(岩手県立二戸病院)
奥寺 三枝子(岩手県奥州保健所)
福島 裕子(岩手県立大学看護学部)
いわて思春期研究会 会則
[第1章 総則]
第1条 (名称)
本会はいわて思春期研究会と称する。
第2条 (事務局)
本会の事務局は下記に置く。
〒020-0693
岩手県滝沢市巣子152-52 岩手県立大学看護学部 母子看護学講座内
「いわて思春期研究会」事務局
FAX:019-694-3232
[第2章 目的および活動]
第3条(目的)
岩手県の思春期支援に関わる多様な職種、多様な人々が集い、思春期に関する研究や知識の普及および関係事業の発展を図り、
岩手県における思春期の健康支援を確立する。
第4条(活動)
本会はその目的を達成するため、次の事業を行う。
1) 例会(年2回)の開催(そのうち1回は総会とする)
2) 各種講演会・研修会などへの支援・協力
3) 思春期関係者のネットワーク作り
4) その他、本会の目的達成に必要な事業
[第3章 会員]
第5条(会員)
本会の会員は、本会の設立趣旨に賛同し会則を認めて会費を納入した者とする。
第6条(入会)
本会への入会は、本会の活動(講演会等)に参加し、入会を希望する者を随時受け付けることとする。
第7条(退会)
退会は自由であり、連絡があった場合、名簿より削除する。
第8条(会費)
本会の運営は、会費その他を持って、これに充てる。
会員及び参助会員の年会費は次のとおりとする。
1) 一般 3,000円
2) 学生 1,000円
3) 参助会員 10,000円(1口:何口でも可)
[第4章 役員]
第9条(役員)
本会には次の役員をおく。
1) 会長 1名
2) 副会長 5名
3) 理事 若干名
4) 監事 2名
第10条(会長)
1) 会長は理事の中から選任する。
2) 会長は会務を総括し、本会を代表する。
第11条(副会長)
1) 副会長は理事の中から選任する。
2) 副会長は会長を補佐する。
第12条(理事)
理事は会員の中から選任する。
第13条(監事)
1) 監事は会員の中から理事会の議を経て、会長が委嘱する。
2) 監事は本会の会計の監査を行う。
第14条(役員の任期)
本会の役員の任期は2年とするが、再任を妨げない。
第15条(理事会)
1) 理事会は会長が召集する。
2) 理事会の議長は、会長とする。
3) 理事会は、本会の運営に関する事項について審議する。
[第5章 規則の変更]
第16条(会則の変更)
会則の変更は理事会で審議・議決する。
附則
この会則は平成21年9月5日より施行する。
この会則は平成24年12月16日より施行する。
この会則は平成29年11月1日より施行する。
いわて思春期研究会 理事会名簿 (222・2・15現在)
担当 | 氏 名 | 所 属 | 職 種 | |
---|---|---|---|---|
会長 | 小林 高 | 小林産婦人科医院 | 医師(産婦人科) | |
副会長 | 広報部 | 臼井 由紀子 | 臼井循環器呼吸器内科 | 医師(小児科) |
副会長 | 研修部 | 秋元 義弘 | 岩手県立二戸病院 | 医師(産婦人科) |
副会長 | 研修部 | 奥寺 三枝子 | 岩手県看護協会 | 副会長(保健師) |
副会長 | 事務局 | 福島 裕子 | 岩手県立大学看護学部 | 大学教員(助産師) |
調査研究部 | ||||
副会長 | 調査研究部 | 佐藤 卓 | 岩手県環境保健研究センター 地球科学部 |
専門研究員 |
理事 | 研修部 | 乙部 陵子 | 岩手県助産師会 | 副会長(助産師) |
理事 | 会計 | 菊地 冬美 | 滝沢市立鵜飼小学校 | 養護教諭 |
理事 | 広報部 | 亀山 成美 | 岩手県保健福祉部子ども子育て支援課 | 保健師 |
理事 | 広報部 | 黒田 大介 | 岩手日報社 | 論説委員 |
理事 | 研修部 | 鈴木 廣子 | すずきひろこ心理療法研究室 | 医師(精神科) |
理事 | 広報部 | 住吉 美保 | 陸前高田市立高田小学校 | 養護教諭 |
理事 | 調査研究部 | 多田 まゆみ | ハッピーバース研究会 | 会長(助産師) |
理事 | 調査研究部 | 智田 文徳 | 未来の風せいわ病院 | 医師(精神科医) |
理事 | 広報部 | 米澤 慎悦 | 岩手県予防医学協会事業推進部 | 理事(臨床検査技師) |
理事 | 調査研究部 | 吉田 耕太郎 | 吉田産婦人科医院 | 医師(産婦人科) |
理事(新) | 研究部 | 岩動 ちず子 | 岩手医大産婦人科 | 医師(産婦人科) |
理事(新) | 広報部 | 川村 英恵 | 岩手医大産婦人科 | 医師(産婦人科) |
理事(新) | 研修部 | 村井 正俊 | 村井産婦人科医院 | 医師(産婦人科) |
監事 | 小笠原 敏浩 | 岩手県立大船渡病院 | 医師(産婦人科) | |
監事(新) | 大久保 牧子 | 岩手県立大学看護学部 | 大学教員(養護教諭) |
(会長・副会長以下、五十音順)
事務局 | アンガホッファ司寿子 | 岩手県立大学母性看護学講座 母性看護学・助産学分野 |
大学教員(助産師) |
事務局 | 金谷 掌子 | 岩手県立大学母性看護学講座 母性看護学・助産学分野 |
大学教員(助産師) |
事務局 | 谷地 和加子 | 岩手県立大学母性看護学講座 母性看護学・助産学分野 |
大学教員(助産師) |
事務局 | 伊藤 沙織 | 岩手県立大学母性看護学講座 母性看護学・助産学分野 |
大学教員(助産師) |
事務局 | 山内 侑里 | 岩手県立大学母性看護学講座 母性看護学・助産学分野 |
大学教員(助産師) |